【中国語学習のコツ】:nとngで悩んでいるあなたへ(1)

中国語学習のコツ、目次

「日本人は、n と ngの読み分けが得意」と言ったら、信じていただけるでしょうか?
この言葉にはちょっと誇張もありますが、実は、日本人ならほとんどの人ができる、びっくりするぐらい簡単な読み分けのコツがあるのです。

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でも、nとngと言えば、中国語の勉強を始めたばかりの日本人にとっては、難しい発音の代表のようなもの。どうして得意なんて言えるの?と不思議に思われるかもしれません。では、日本人がnとngを難しく感じるのは、どんな時なのかをまず整理してみましょう。

1.違いが聞き分けられない(先生の発音を何度聞いても、同じ音に聞こえてしまう)
2.区別して発音できない(何度も先生に直されてしまう、言いたいことが正しく伝えられない)
3.漢字の読み方が覚えられない(“ん”に似た音で終わるというのは覚えられても、nかngかが混乱してしまう)

この中で、一番簡単に解決できるのは、3の問題です。次の2組の漢字を比較してみてください。(日本語の漢字で説明、声調は省略)。

①天(tian)、文(wen)、班(ban)、引(yin)、院(yuan)、村(cun)、観(guan)、真(zhen)、先(xian)、産(chan)、森(sen)、年(nian)、軍(jun)、反(fan)、人(ren)
②上(shang)、中(zhong)、英(ying)、光(guang)、清(qing)、生(sheng)、長(chang)、証(zheng)、強(qiang)、王(wang)、様(yang)、崩(beng)、能(neng)、量(liang)、商(shang)

①は全てnで終わる音、②は全てngで終わる音です。では、この漢字を、日本語で音読みしてみましょう。

①天(てん)、文(ぶん)、班(はん)、引(いん)、院(いん)、村(そん)、観(かん)、真(しん)、先(せん)、産(さん)、森(しん)、年(ねん)、軍(ぐん)、反(はん)、人(じん)
②上(じょう)、中(ちゅう)、英(えい)、光(こう)、清(せい)、生(せい)、長(ちょう)、証(しょう)、強(きょう)、王(おう)、様(よう)、崩(ほう)、能(のう)、量(りょう)、商(しょう)

もうおわかりですね。①グループの漢字と②グループの漢字には、日本語の音読みにした時、「ん」で終わるか終らないかの違いがあるのです。100%ではありませんが、日常会話で使う漢字のほとんどは、このルールでnかngかを判断することができます。後は例外が出てきた時に、それだけを個別に覚えたらよいのです。<例:瓶びん、へい)→ping>

“先生”や“観光”など、どっちがnでどっちがngだったか混乱してしまいがちな単語も、この規則さえ覚えておけば、もう間違えることはありません。ピンインのテストの時だって、とりあえず、“ん”に似た音で終わるとだけ覚えておけば、nかngかはテスト用紙が配付されてから、日本語の音読みを手掛かりに判断すればよいのです。
この話を台湾や中国の人たちにすると、かなりびっくりされます。実は、中国語ネイティブの中にも、nとngの聞き分けや読み分けが苦手という人がたくさんいます。これは台湾なまりの特徴のひとつとも言われており、次の動画で紹介されているように、“蒸zheng”を発音したつもりなのに“真zhen”と誤解されてしまう、というようなこともあるのです。

 

つまり、「日本語の音読み」という手がかりをもっている日本人は、nとngの読み分けがうまくできない一部の中国語ネイティブより、その読み分けが上手にできる可能性をもっているということになるのです。

それでも、上の2のように、「いくら、ピンインがわかっても、そもそもnとngをどうやって区別して発音したらいいのかがわからない」という方も多いかもしれません。この問題の解決方法については、次回ご紹介することにしましょう。

続きます

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