台湾の旧正月頃から本格化した新型コロナウイルス感染症(以下「新型コロナ」と呼ぶ)との戦いは、既に半年近く続いています。台湾では、国内の新規感染者ゼロの日が1か月以上継続しており(5/28現在)、収束への期待が少し見えるようになりました。マスクの着用以外は、通常通りの生活に戻りつつあります。

新型コロナに対し、台湾でどのような規制や対策をとっているのかは、日本でもすでに様々な形で報道されていますので、私たちからは現地でしか分からない状況を少しでもお伝えできればと思います。

この間、台湾の大学や語学学校はどうなっていたのかという問題です。

少し前まで、外国人を受け入れている教育機関や弊社のような留学エージェントは、入国の可否、入国後の隔離、マスクの入手等に関する対応でバタバタしていました。学校や関連機関に問い合わせをしても、明確な回答がないことも多く、情報もバラバラで把握しにくい状態でした。

台湾国内で注目された問題としては、学校の始業が2週間ほど延期となり、仕事を持っている小中学生の保護者からのクレームが殺到したことがありました。夏休みまで学生も先生も出国禁止とされたことは、一時期法的に問題ではないかとの議論にもなりました。しかし、多くの問題は2月から3月にはほとんど解決し、現場の授業では多少の不便はあっても、大きな支障はないようです。

これまでに順調に大学に進学された弊社のお客様には、
「大丈夫ですか?」と元気付けの意味も込めて、お声をかけてみました。

「大学は今ちょうど中間テストが近づいて少し忙しいですが、何とかやっています。」
「最近は台湾で免許証も取りました。」
「選択している授業のほとんどはオンライン授業ではなく、通常通り行われています!」

こんな普通の大学生の悩みや喜びがこの時に聞けて、何より嬉しく感じました。

5月末の現状を言いますと、出入国の禁止による影響はもちろんありますが、今年度(2020)秋の大学出願や合格発表は通常通り行われています。台湾の大学への進学において最も重要なTOCFLは、5月の試験が中止になりましたが、関係者によりますと、7月の台湾での試験は通常通り開催される可能性が高いそうです。

9月の入学に対し各大学がどのような対応を取るのか、今の段階では明確なことは分かりませんが、ここに来て、大学の留学生担当の方とのやり取りの中で、具体的な方策に関するコメントも聞けるようになりました。「留学生の入学時期を数回に分けることで、海外から来たばかりの学生が大勢集まることを避けられる。そうすれば、寮でも一人一部屋で隔離をするという方法もとれる。」という話も出ています。全ての大学で、必ずしもこういった対策が取られるとは限りませんが、各大学が留学生の受け入れに対し、対応策を検討しているという状況を知り少し安心しているところです。

今日本で入学準備をしている学生さんたちにも、もうすぐ会えると、私たちは信じています。

(2020.05.28)

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