台湾ドラマで中国語

台湾ドラマから、気になるセリフを拾って解説しています。スラング、慣用句、成語、日本語との比較、音声と字幕のズレ、文法、社会問題等、様々な角度から中国語の面白さをお伝えします!

台湾ドラマで中国語、目次

「日中対照用語集(ピンイン付):台湾ドラマの基礎用語」も、どうぞ

11.想見你(18)/行きたいところ

今回注目したのは、中国語を学び始めた頃、どうしてこんな細かいところにこだわるのだろうと不思議に思った言葉です。

想見你30
(画像はLINE TVからお借りしました)

我想去海邊
海に行きたい

女の子のセリフです。この後、男の子の運転するバイクに乗って海に行くのですが…。

「海邊hǎibiān」という漢字を見ると、「海辺」と訳したくなるかもしれませんが、日本語ではこんな場面でわざわざそうは言いませんね。もちろん「ビーチ」でもありません。

逆に、日本語の「海に行きたい」を中国語にする際に、「我想去海。」と言うことはできません。中国語を学び始めた頃に、釣りの話をしていて「去海釣魚」と言ったら、「海の真ん中で釣るわけじゃないでしょう?」とネイティブに笑われてしまいました。正しい言い方は、「去海邊釣魚」、川釣りなら「去河邊釣魚」です。

その時はそれで納得したのですが、その後、船を出して海の真ん中で釣る場合も「海」だけではだめだということを知りました。「去海上釣魚」になります。中国語のいくつかの文型では、そこに置く名詞が場所を表すかどうかについて厳密な区別が求められるからです。

人がいるのは「海邊hǎibiān(海のそば)」、船が浮かんでいるのは「海上hǎishàng」、そして魚がいるのは「海裡hǎiǐ(海の中)」。いずれも「海hǎi」だけで表すことはできないのです。

 

日本語は、「海」という言葉だけで様々な場所を表してしまいます。だから、同じ「海」という言葉から連想する場所や風景は、文脈によっても変わるし、話し手や聞き手が育った環境や経験したことによっても随分違ってきますね。「海に行きたい」と言った時、この女の子がいったいどんな風景をイメージしていたのか、その後の展開をヒントに想像してみるのも面白いかもしれません。

 

(2020.5.21)

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