台湾華語ワンポイントアドバイス

中国語(華語)を学んでいると、入門段階から上級段階まで、なんだかよくわからなくてもやもやすることがたくさんありますね。

そこで、弊社の中国語通信講座を受けてくださっている方からよくある質問や、誤解されやすい点を整理してご紹介します。その背景にある現地の習慣や文化にも触れているので、きっと楽しみながら中国語の仕組みを理解していただけるはず。検定試験対策にもどうぞ!

台湾華語ワンポイントアドバイス目次

語彙・文法編43:「都dōu」からイメージする数

英語の世界では、12345・・・と並んでいる数字の1と2の間に大きな溝がありますね(単数か複数かの違いを重視する)。ところが、日本語では違うところにある溝の方が問題になったりします。そんな問題をこの中国語の例文から考えてみました。

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【ヒント】「都dōu」をどう訳すか。

 

 

 

 

 

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【解説】

①我們都是日本人。Wǒmen dōu shì Rìběn rén.

この例文の「都dōu」から、「みんな、全部」という訳語しか思い浮かばなければ、「我們」はきっと3人以上とイメージしてしまうでしょう。でも「どちらも」という訳語があることも知っていれば、2人の可能性もあることが、すぐにわかるはずです。

日本語の「みんな、全部」は、対象が3以上でなければ使えませんね。二人(ふたつ)の時は、「どちらも、二人(ふたつ)とも、~も~も」等を使うことになります。ところが、中国語の「都dōu」は、対象が2でも3以上でも使えるので、文脈に応じて訳し分けなければならないのです。

以下のような例では、対象が2であることが明らかなので、「みんな、全部」と訳すことはできません。

②我和他都是日本人。Wǒ hé tā dōu shì Rìběn rén.私も彼も日本人です。

③今天和明天都很忙。Jīntiān hé míngtiān dōu hěn máng.今日も明日も忙しい。

 

同じような問題は、以下のような例でも出てきます。

④誰先說?Shéi xiān shuō?
・選択肢が二人の時:どちらが先に言いいますか。
・選択肢が三人以上の時:誰が先に言いますか。

⑤你要買哪個?Nǐ yào mǎi nǎ ge?
・選択肢が二つの時:どちらを買いますか。
・選択肢が三つ以上の時:どれを買いますか。

日本語の「誰」「どれ」を、選択肢が二つしかない時に使うと違和感がありますが、中国語の「誰shéi」「哪個nǎ ge」にはそういう制約がないのです。

中国語との比較対照の中で、普段意識していない日本語の特徴に気づくというのが、とても面白いなと思っています。

(2019.8.14)

 

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