台湾華語ワンポイントアドバイス

中国語(華語)を学んでいると、入門段階から上級段階まで、なんだかよくわからなくてもやもやすることがたくさんありますね。

そこで、弊社の中国語通信講座を受けてくださっている方からよくある質問や、誤解されやすい点を整理してご紹介します。その背景にある現地の習慣や文化にも触れているので、きっと楽しみながら中国語の仕組みを理解していただけるはず。検定試験対策にもどうぞ!

台湾華語ワンポイントアドバイス目次

発音編16:「九jiǔ、對duì、 婚hūn」、「オ」や「エ」が聞こえる気がするのはなぜ?

ピンインからイメージする音と聞こえてくる音がずれていると、自分の耳が悪いのではないかと自信がなくなることはありませんか。でも、本当はその聞こえ方の方が正しいことだってあるのです。

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【ヒント】隠れている音がある

 

 

 

 

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【解説】

ピンインで中国語の発音を練習する際には、英語や日本語のローマ字つづりからイメージする音をヒントにして、それを少しずつ修正しながら、中国語らしい音に近づけていきます。

一定のルールさえ覚えれば、その修正のコツもわかってくるのですが、中にはそれを覚えきれていない、あるいはちゃんと説明を受けたことがない等の理由で、ピンインからイメージする音と実際に聞こえてくる音の違いに戸惑うこともあるかもしれませんね。

台湾華語では、今回テーマとして選んだ三通りの母音も、気になっている人が多いのではないかと思います。例えば、

①九jiǔ:つづりにはない「オ」が聞こえる気がする
②對duì:つづりにはない「エ」が聞こえる気がする
③婚hūn:つづりにはない「エ」が聞こえる気がする

これは、上の表のように母音の「iou,uei,uen」に子音がつく場合、間の「o」や「e」を落として書くというルールがあるから。

この「o」「e」は、台湾の中国語(華語)の方が、中国の中国語(普通話)よりはっきり聞こえます。おそらく、台湾の人たちが漢字の読み書きを覚える際に使う注音符号では、子音の有無に関わらず、次のようにつづるせいでしょう。(詳細はこちら

①九jiǔ:ㄐㄧㄡˇ(j+i+ou)
②對duì:ㄉㄨㄟˋ(d+u+ei)
③婚hūn:ㄏㄨㄣ(h+u+en)

 

私が中国普通話の発音を教える際には、このルールの説明や練習にはあまり時間を割きません。それは、前後の「i,u,n」の口の形や舌先の位置を正確に調整することで、自然に「o」「e」の音を経由することも多いから。中国では、人によって「o」「e」の聞こえ方の差もあるので、相手の発音を聞いて、「あれ?」と思った時にこのルールを思い出せばよいのだと思います。

ところが台湾では、ほとんどの人がこの「o」「e」を明確に発音します。だから、この規則をちゃんと覚えておく方が、ピンインからイメージする音と聞こえてくる音の違いに戸惑うことも減るのです。

最後に、このルールに該当する漢字の例をもう少し紹介しておきます。

①「子音+iou」→「子音+iu」
六liù、休xiū、丟diū、牛niú、留liú、就jiù、秋qiū

②「子音+uei」→「子音+ui」
會huì、水shuǐ、 腿tuǐ、 貴guì、 吹chuī、最zuì、 歲suì

③「子音+uen」→「子音+un」
孫sūn、困kùn、頓dùn、吞tūn、論lùn、尊zūn、村cūn

 

(2019.6.14)

パンフ_adv台湾の大学への進学を目指していらっしゃる方には、中国語の学び方から丁寧にアドバイスしています。詳細は、<PAPAGO台湾留学 大学進学ガイドフック>p.22でご確認ください。

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