台湾華語ワンポイントアドバイス

中国語(華語)を学んでいると、入門段階から上級段階まで、なんだかよくわからなくてもやもやすることがたくさんありますね。

そこで、弊社の中国語通信講座を受けてくださっている方からよくある質問や、誤解されやすい点を整理してご紹介します。その背景にある現地の習慣や文化にも触れているので、きっと楽しみながら中国語の仕組みを理解していただけるはず。検定試験対策にもどうぞ!

台湾華語ワンポイントアドバイス目次

多音字編5:這をzhèiと読むのはどんな時?

「這」という漢字が、zhèと読まれたり、zhèiと読まれたりすることがあるのは、気づいている人も多いかと思います。では、どういう基準で読み分けたらよいのでしょうか?

QAzheiQ

 

 

 

【ヒント】zhèiと読むのには、ちゃんと理由がある。

 

 

 

QAzheiA

 

 

【解説】

まず、zhèiという読み方がどこから来たのかという理由から。

日本語の「これ」「この」に対応する中国語は、「這,這,這」のように、後ろに「量詞(物事を数える際の単位を表す言葉」をつけるのが原則。(詳細はこちら

この「這+量詞」の間には、実は「一」が省略されているのです(よく考えると、日本語の「この人」も「ひとり」!)。次の例を見てください。

①這(一)個 人  zhè (yí) ge rén  /この人

②這(一) 書  zhè (yì)běn shū/この本

③這(一) 票  zhè(yì)zhāng piào/このチケット
zhèiという読み方は、この「zhè yī」が短くなったもの(「一」の変調ルールはこちら)。だから、間の「一」をちゃんと発音する場合には、次のように、zhèiという読み方はできなくなります。

④這 一 個 人  Zhè   yí  ge rén ( ×Zhèi yí ge rén )/この人
間に入る数が「一」以外の場合も、やはりzhèiと読むことはできません。

⑤這 兩 個 人  Zhè   liǎng ge rén ( ×Zhèi liǎng ge rén )/この二人の人

 

「これ」を表す「這+量詞」が「「是」述語文の主語になる時には、「這」の後ろの量詞を省略することができますが(詳細はこちら)、この場合もやはりzhèiと読むことはできません。

⑥這 是 我 的 。Zhè shì wǒ de.(× Zhèi shì wǒ de.)/これは私のです。

 

つまり、直後に量詞がある場合(「這+量詞」の形の場合)だけ、zhèiと読むことができるのです。ただし、これは、必ずzhèiと読まなけれなならないという意味ではありませんので、zhèと読むこともできます。(台湾では、全部zhèと発音する人が多いようです)

 

「那 nèi」「哪 něi」の読み分けも、同じルールで判断することができます。

 

(2019.5.19)

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