台湾華語ワンポイントアドバイス

中国語(華語)を学んでいると、入門段階から上級段階まで、なんだかよくわからなくてもやもやすることがたくさんありますね。

そこで、弊社の中国語通信講座を受けてくださっている方からよくある質問や、誤解されやすい点を整理してご紹介します。その背景にある現地の習慣や文化にも触れているので、きっと楽しみながら中国語の仕組みを理解していただけるはず。検定試験対策にもどうぞ!

台湾華語ワンポイントアドバイス目次

語彙・文法編34:「活動」に対応する日本語、いくつ言える?

「何となくわかる」と思っていても、自然な日本語に訳すのが難しい言葉がたくさんありますね。これもそのひとつ。

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【ヒント】「活動(かつどう)」という言葉を使わずに訳してみる。

 

 

 

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【解説】

台湾華語の教科書の定番「視聴華語vol.3」に、「活動中心huódòng zhōngxīn」という言葉が出てきます。大学等によくある施設の名前なのですが、これを自然な日本語に訳そうとすると、ちょっと大変。

それは、日本の大学で対応しそうな施設の名前がバラバラだから。「多目的ホール、コミュニティラウンジ、フリースペース、カフェテリア、学生会館・・・」。課外活動、言語交換等、授業以外の様々な目的で利用できるスペースのことですね。

その上、中国語の「活動huódòng」には様々な訳語が当てられるという問題もあります。

まず、「活動(かつどう)」と訳せる例から見てみましょう。

①課外活動 kèwài huódòng(課外活動)
②社團活動 shètuán huódòng(クラブ/サークル活動)

ところが、以下のように並べると、「活動」という訳語を使えない例もたくさんあることがわかります。

③校外活動 xiàowài huódòng(校外学習)
④迎新活動 yíngxīn huódòng(新入生歓迎行事)
⑤競選活動 Jìngxuǎn huódòng(選挙運動)
⑥戶外活動 Hùwài huódòng(アウトドアアクティビティ)
⑦休閒活動 xiūxián huódòng(レジャー)
⑧折扣活動 zhékòu huódòng(割引セール)
⑨促销活動 cùxiāo huódòng(販促キャンペーン)
⑩宣傳活動 xuānchuán huódòng(プロモーション)

共通するのは、「何かの目的をもって、日常とちょっと違うことを、複数の人が一緒になって行うこと」でしょうか。文脈によっては、「イベント」「企画」「催し」「大会」のような訳もできます。

こんな風に様々な訳語があることを考えると、冒頭の「活動中心huódòng zhōngxīn」には、「多目的ホール」という訳語が一番合うのかもしれませんね。

 

「活動する」という意味の動詞として使うこともありますが、その場合も、「活動」以外の訳語はないかと一度考えてみることで、より自然な和訳ができるはずです。次の例は健康促進キャンペーンで使われたフレーズです。
⑪活動活動,要活就要動huódòng huódòng, yào huó jiù yào dòng(身体を動かそう、長生きはまず動くことから)

動詞として使われる場合の他の訳語の例は省略しますが、日本語と中国語が同じ形だからといって、それを機械的に当てはめるのではなく、その文脈に合う訳語を探すトレーニングを重ねることで、中文和訳だけでなく、和文中訳の力もきっと伸びるはずです。

似たような例は、以下のページでも紹介していますので、ぜひご参照ください。

台湾華語One Point Advice語彙・文法16:「比賽」に対応する日本語、いくつ言える?

 

(2019.1.4)

パンフ_adv台湾の大学への進学を目指していらっしゃる方には、中国語の学び方から丁寧にアドバイスしています。詳細は、<PAPAGO台湾留学 大学進学ガイドフック>p.22でご確認ください。

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