台湾ドラマで中国語

台湾ドラマから、気になるセリフを拾って解説しています。スラング、慣用句、成語、日本語との比較、音声と字幕のズレ、文法、社会問題等、様々な角度から中国語の面白さをお伝えします!

台湾ドラマで中国語、目次

「日中対照用語集(ピンイン付):台湾ドラマの基礎用語」も、どうぞ

9.前男友不是人(4)/「恨んでる」から「恨んでない」へ

中国語の基本的な知識が、セリフに込められた細かいニュアンスや伏線を理解するカギになることだってあります。例えば、こんなセリフ。

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(画像はLineTV9-5からお借りしました)

我不恨了
もう恨んでない

元カレに、「你還恨我嗎?(まだ僕のこと恨んでる?)」と聞かれて返事をしている場面です。

このセリフでは、最後の「了」が大切な役割りを果たしています。このひと言だけで、様々な背景を視聴者に想像させることのできるセリフなのです。そして、このドラマのストーリー転換のカギとなるセリフとも言えるような気がします。

この「了」はいわゆる「変化の“了”」。日本語にする時は、まず「〜になる/なった」と訳すとわかりやすいかもしれません。

過去の「恨んでる」という状態が「恨んでいない」という状態に変化したことを表しています。「不恨+了」で「恨まなくなった」です。この「了」を使うことで、過去の恨んでいた時期との対比が鮮明になっています。

この「了」の役割りがわかっていたら、「恨んでなかった」という訳にはなりませんね。
「変化の“了”」は、少し前に「台湾華語ワンポイントレッスン」で取り上げた項目。こんな基礎をきちんと学ぶことで、ドラマも現実の世界の会話も、細かいニュアンスまで理解できるようになったりするのです。

(2018.11.3)

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