台湾ドラマで中国語

台湾ドラマから、気になるセリフを拾って解説しています。スラング、慣用句、成語、日本語との比較、音声と字幕のズレ、文法、社会問題等、様々な角度から中国語の面白さをお伝えします!

台湾ドラマで中国語、目次

「日中対照用語集(ピンイン付):台湾ドラマの基礎用語」も、どうぞ

3.我和我的十七歲(3)/いつのことやら

理由あって長年離ればなれに暮らしてた母子。一緒に暮らすようになっても遠慮が抜けなくて、息子は「靴下は自分で洗う」と言います。それに対する母親のセリフがこれです。

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(画像は「Line TV 」からお借りしました)

等到你洗要等到民國哪一年
(あなたが洗うのを待ってたら、何年先になるかわからないでしょ)

「要等到民國哪一年(直訳:民国何年まで待てばいいのか)」は、「気の遠くなるような先の話」「いったい、いつのことやら」という意味で、相手をからかうような感じで使います。

「民國」は台湾の年号。日本語の「昭和、平成」等のようなもので、お役所の文書の日付は全てこの「民國」表記です。西暦から1911を引いた数字なので、2018年は民國107年になります。

「要等到民國一百年(民国百年まで待たなきゃいけないよ)」という言い方もあり、こちらが元の形のようです。ちょっと調べたことをまとめてみますね。

日本の敗戦とともに、台湾で中華民国の統治が始まったのは民國30年代。その当時、「民國100年」というと、とてつもなく遠い先のことだったようです。もしかしたら、それまで「民國」という年号が続いているかどうかも、疑わしかったのかもしれません。

しかも、それからしばらくたっても社会はなかなか安定しない。そんなことから、いつになったら実現するかわからないことを「要等到民國一百年」と言うようになったのでは、と推測されています。

ところが、そのまま「民國」は続き今年は106年。「民國100年」が過去になってしまいました。そのため、今では、慣用句として「要等到民國一百年」「要等到民國哪一年」の両方が使われている、ということのようです。

参考サイト:等到民國一百年

もちろんこの言い方は台湾独特のもの。中国では「要等到猴年马月」と言います。

慣れないうちは、時々この民国表記と西暦表記が混乱してしまいます。でも、女性の年齢を間違えたりすると大変なので、ご用心!台湾で生年月日に「85年」と書いてあったら、それはまず「民国85年(1996年)」。1985年生まれではありませんので、ご注意くださいね。

なお、暦の「何年?」は「哪一年?(どの年)」で聞きます。「幾年」というと「~年間」になりますので、こちらもご注意を。

(2017.01.16のブログ記事に加筆修正しました)

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