台湾ドラマで中国語

台湾ドラマから、気になるセリフを拾って解説しています。スラング、慣用句、成語、日本語との比較、音声と字幕のズレ、文法、社会問題等、様々な角度から中国語の面白さをお伝えします!

台湾ドラマで中国語、目次

「日中対照用語集(ピンイン付):台湾ドラマの基礎用語」も、どうぞ

2.莫非,這就是愛情/邦題:マーフィーの愛の法則(1)/それが愛情

2015年の大ヒットドラマです。恋愛に関するしゃれた格言がたくさん出てくるので、ちょっと硬い言い回しを日常会話でどう応用するか、という中国語のブラッシュアップ教材に最適です。

まずはこの場面を使ってタイトルの解説から。

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(画像はYouTube三立華劇ep1からお借りしました)

右側に書かれた「莫非定律」は「マーフィーの法則」。その下の説明にある「如果事情有兩種可能,你不想要的越會發生(物事にふたつの可能性がある場合、実現しやすいのはより望ましくない方)」という悲観的な法則を、ユーモラスな例で象徴したものです。

この「莫非」がタイトルにも使われています。
「這就是愛情」を直訳すると「これ(それ)が愛情」。

中国語の「就」には様々な使い方があって、ニュアンスがなかなかわかりにくいのですが、「是」と「就是」の違いは、比較的日本人にも理解しやすい気がします。

①「A是B」→「AはBだ」
②「A就是B」→「AがBだ」

という対応が基本。

①は自己紹介でよく使われる形ですね。Aがどんなものかわからない相手に、説明したり紹介したりしています。だから、もし「這是愛情」だったら、「このモヤモヤっとした気持ちはなんなの?」「あのわけのわからない行動は何なの?」と疑問をもっている、でも、それが恋愛感情なんだって予想もしていない人に対して、「愛情なんだよ!」と教えている感じになります。

②は、「王さんいらっしゃいますか?」と電話で言われて、「私です」と答えたい時に「我就是(王)。」と言うのが典型的な例でしょうか。Bを探していたり、Bのことがわからなくて困っている人に対し、「Aだよ」と教えてあげる感じです。

「這就是愛情」も「愛情って何なの?」「愛情ってどこにあるの?」と探している人に対し、目の前にある「ソレだよ!」と教えてあげています。過去の体験から、屈折した恋愛観をもつ主人公二人を象徴しています。

 

「マーフィーの愛の法則」という邦題もとてもよくできていますね。

私は「マーフィーの法則」を知った時、自分の間の悪さを言ってるのかと思って驚きました。そういう潜在意識をもっている人には、共感できる場面のたくさんあるドラマです。

(2016.12.2のブログ記事に加筆修正しました)

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