台湾ドラマで中国語

台湾ドラマから、気になるセリフを拾って解説しています。スラング、慣用句、成語、日本語との比較、音声と字幕のズレ、文法、社会問題等、様々な角度から中国語の面白さをお伝えします!

台湾ドラマで中国語、目次

「日中対照用語集(ピンイン付):台湾ドラマの基礎用語」も、どうぞ

8.稍息立正我愛你(17)/ダジャレ大すき!

 

言葉に興味がある人なら、気の利いたダジャレはきっと印象に残ると思いますが、それが外国語なら、他愛もない(くだらない?)ダジャレにも、様々な学習のヒントがあって、ワクワクします。

だから、こんなダジャレの場面がたくさんあるこのドラマは、私のお気に入りの作品のひとつなのです。
shaoxi26
(写真はLineTVからお借りしました)

注目したのは、手書き文字の部分。

A.再吵,報警處理
(これ以上騒ぐと、110番するよ)

B.如果你要「抱緊處理」的話,我非常願意♡。
(もし「抱緊」してれるんなら、大歓迎♡)

ドアの下の隙間越しに、メモのやり取りをしているのは、恋敵の男の子二人。部屋の中でAを書いたのは、二人が好きな女の子になりすました男の子。部屋の外で、それを見たBがダジャレで切り返す、という設定です。

「報警bàojǐng(110番する)」と、「抱緊bàojǐn(抱きしめる)」の発音が似ていることを利用した言葉遊びですね。

ダジャレを言ったBは一見チャラいという設定。これを読んだ優等生Aのイライラぶりが想像できて、笑ってしまいました。

このダジャレに注目した理由がもうひとつ。抱緊bàojǐn(抱きしめる)」と「報警bàojǐng(110番する)」には、nとngの違いがあるのですが、台湾ではこの違いはあんまり意識されていない感じなのです。

以前ご紹介した名前の漢字を間違える(晉 jìn と敬jìng)という場面でも、やはりnとngの違いは無視されています。

今、中国語を勉強している人の中には、「nとngの違いが聞き分けられない」と悩んでいる人も多いかと思いますが、ネイティブでも音だけでは聞き分けが難しいこともあるのです。だから、母語でない外国人が、どうにもお手上げと思うのも無理はない。

心配はご無用!

語彙や文法がしっかり見につく頃には、この音の違いなんか聞き分けられなくても、ちゃんと中国語が聞き取れるようになるのですから。

(2018.4.21)

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