台湾では、2022年の年初以降、段階的に外国人に対する入国制限が緩和されてきました。
そして、先日9月29日に、台湾政府はノービザ(観光)渡航の解禁と、厳格な隔離措置の廃止を発表しました。これにより、約2年半に渡って続いた入国制限はほぼ撤廃され、2019年以前に近い形で日台間の往来が出来ることとなりました。
10月13日以降については、春休みや夏休み、年末年始、ゴールデンウイーク等を利用した短期留学に気軽にお越し頂けるようになりました。
詳細は以下の通りです。(2022.10.03)
≪追記≫10/6に教育部(文科省に相当)から、10/13により、進学・語学留学での入境手続き等が簡略化される旨の発表もありました。詳細はこちら。
【目次】
1.ノービザ渡航 |
2022年9月29日から、日本国のパスポートにて台湾に入国をする場合は、90日間の滞在が認められます。このため、留学期間が1学期(12週間)以下の方は、語学留学ビザ(停留ビザ)の取得が不要となります。
ただし、1学期以下での受け入れを実施している語学学校は限られていますので、ご注意ください(詳細はお問い合わせください)。
2.語学留学ビザ |
台湾政府認定の語学学校で、1学期(12週間)以上中国語を学ばれる方は、語学留学ビザを申請することができます。また、このビザを取得して入国した場合は、台湾に滞在したまま以下の申請が可能となります。
①滞在期間の延長
②居留証の申請(滞在期間が6か月を超える場合)
3.ワーキングホリデービザ |
2022年7月25日より、日本各地の経済文化代表処にて受付を再開しています。申請要件は以下の通りです(台北駐日経済文化代表処のサイトより転載)。
①申請時に日本在住の日本国民であること。
②過去に本国のワーキング・ホリデー査証の発給を受けていないこと。
③ビザ申請時の年齢が 18 歳以上 30 歳以下であること。
④休暇は台湾入国の目的で、ワーキング・ホリデーは付随するものに過ぎ ない。なお、査証有効期限満了前に必ず出国すること。
⑤被扶養者を同伴しないこと。(被扶養者が同じ査証またはほかの査証を 取得した場合を除く)
⑥一定の必要資料を提出できること。
4.政府指定ホテル等における在宅隔離の撤廃 |
2022年10月13日より、入境後の指定ホテル等での厳格な隔離規制が撤廃となります。(ただし自主防疫期間は残る)
※10月13日前でもノービザでの渡航は可能ですが、隔離ホテルもしくは自宅での隔離は必要なのでご注意ください。
5.10月13日以降も維持される規制 |
入国に関する規制はほぼ撤廃されますが、感染蔓延防止のため、以下の感染予防措置は引き続き実施されます。
①自主防疫期間
- 入国日から7日間(初日不算入)は自主防疫期間のため、2日に一度の簡易キットによる自主検査が必要。
- 簡易キットは、入国時に空港スタッフより無料で4回分が支給される。
- 検査結果が陰性の場合にのみ、外出が認められる。
- 結果が陽性の場合は、すぐに福利衛生部(日本の厚生労働省に相当)に連絡を取り、指示に従ってください。
②マスク着用の義務化
- 食事中・運動中・運転中など一部の場合を除き、マスク着用が義務化されている。
- 特に、公共共通期間や学校内では厳しい措置がとられており、警告に従わない場合は行政罰に処される場合もあるので、十分な注意が必要。
最新の情報については、以下のサイトもご参照ください。
- 福利衛生部疾病管制書署(中国語・英語)
- 台北経済文化代表処(お住まいの地域のよって、管轄が異なります)
- 日本台湾交流協会
6.ワクチン接種について |
台湾では入国者に対し、ワクチン接種証明の提出を求めていません。そのため、ワクチン未接種者(完全未接種および3回未満)の方も、入国時に特別な制限を受けることはありません。
※台湾国内において、ジムやクラブなど一部の施設において、ワクチン接種証明を求められる場合はありますが、その場合、簡易検査キットによる陰性結果を提示することでワクチン接種証明の提出に替えることが出来ます。
まだ細かい規制などは残っていますが、PAPAGO台湾留学支援室では、万全のサポート体制を整え、日本の皆さまと台湾でお会いできることを心待ちにしております。留学や台湾での生活について、ご質問等ございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。